アルツハイマー病モデルマウスをY 字迷路に置くと動きがぎこちないが、アロニア果汁を飲ませたアルツハイマー病モデルマウスは正常なマウスに遜色ない行動ができるようになりました。アルツハイマー病モデルマウスの脳にはアミロイドβが蓄積しているが、アロニア果汁を摂取したマウスの脳にはアミロイドβの蓄積が少ないこと、アロニア果汁にはアミロイド前駆体タンパク質を分解してアミロイドβを産生する酵素活性を阻害する物質を含有していることを見出し、研究論文をドイツの科学情報誌に投稿して掲載されました。研究論文(英文)は、こちらを、翻訳文はこちらをクリックしてお読みいただけます。
アルツハイマー病は認知症の最も一般的な原因です。最近、脳内からアミロイドβを除去する治療薬が認可されましたが、医薬による治療費が高額で患者の負担と国家の医療予算に対する負担も過大になります。私は食品によって予防できるなら副作用の心配がなく負担も少なくなると考え、上記の研究に希望を持っています。私たちの研究はまだ人を対象とした研究まで至っていません。人を対象に研究を進めるには医療関係の研究者の協力が必要です。私たちの研究に関心を持たれましたらご一報いただきたくお願いします。
アロニアは北米原産のバラ科の小果樹ですが、ロシアや東欧で広く栽培され、ジュースやジャムとして利用されています。
アロニアダ・アグロ株式会社の有機アロニア100%果汁は、有機JASの認定を受けたブルガリアのオーガニック農場で栽培した完熟果実を人の手で丁寧に摘果し、新鮮な果実を冷却加圧搾汁してシーズンパックしています。
●砂糖は加えていません。
●食品添加物は添加していません。
●防腐剤は使用していません。
豊富なポリフェノールのために強い渋味を感じますが、ヨーグルトやケフィアにトッピングするか、ミックスしてドリンクにすると、渋味が消えて美味しく召し上がれます。
ヨーグルトにアロニアのトッピング
ケフィア・アロニアドリンク
牛乳やカルピス、リンゴジュースやオレンジジュースとミックスしてもおいしく、お酒の好きな方には焼酎で割って飲むのもお勧めです。
アロニアは、ブルーベリーに比べポリフェノールを5倍、アントシアニンを 3倍含有し、抗酸化力も5倍以上です。
アロニア果汁は食後血糖値の上昇を抑制する
30歳以上の健康な日本人37名を被験者とし、食事前に水(コントロール)か アロニア果汁を100ml飲んだ後、米飯200gを食べ、30、45、60、75、90、120、150分後に血糖値の測定を行った。食事を開始して150分後の食後血糖値の曲線下面積(AUC)を計算した。結果は図に示した通りであるが、アロニア果汁摂取によって健康な成人日本人の食後血糖値上昇が抑制されることを確認できた。
大脳におけるアミロイドβ 蓄積に対する アロニアジュース摂取の影響を調べるために、アミロイドβ に対する特異的抗体 (6E10) を用いた免疫組織化学によって アミロイドβ 沈着をアッセイしました。 図に示すように、アルツハイマー病モデルマウス(5XFAD)と比較して、アロニアジュース摂取アルツハイマー病モデルマウス(5XFAD-AJ)の脳ではアミロイドβプラークの数が減少した。 アミロイドβとタウ沈着のレベルをさらに分析するために、脳切片をBF-188で染色しました(図S2)。 BF-188 染色スポットの数は、アルツハイマー病モデルマウス(5XFAD) と比較して アロニアジュース摂取アルツハイマー病モデルマウス(5XFAD-AJ )の脳では減少していました。。