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糖尿病の新食事療法

日経新聞(夕刊)2008年3月18日

 2008年3月18日の日経新聞夕刊に興味深い記事がありましたので紹介します。
 糖尿病の食事療法として炭水化物の摂取量を少なくする、あるいは炭水化物を摂らない食
事療法がヨーロッパでは普及しているということです。
 記事によりますと「日本の食事指導は今でも総摂取カロリーの制限が一般的。さらにカロリー
比で炭水化物が55−60%、タンパク質20%、脂肪分を20−25%を目安にする。スペインで
は血糖値を上げないことに重点が置かれている。・・・」
 「炭水化物を摂ると食後30分以内に血糖値が跳ね上がる。炭水化物はほぼ100%が糖に
変わるが、タンパク質は50%、脂肪は10%未満。血糖値を上げるスピードも緩やかだ」
 「炭水化物を減らせば、食後の血糖値の上昇をコントロールできる」

 ところで上のグラフをご覧ください。牛乳は他の食品と比べて炭水化物が少ないのことがわ
かります。いささか我田引水になりますが、牛乳を発酵させて作るホームメイド・ケフィアは糖
尿病の療養食として適しているように思います。もともと牛乳に炭水化物が少ない上に、ケフィ
ア菌で発酵させれば炭水化物が乳酸に変わりますので血糖値の上昇を抑える効果が期待さ
れます。
 ホームメイド・ケフィアと糖尿病予防の関係については、もうすこし科学的に解明しなければ
ならないと思います。