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高齢化社会に普及の進む手作りヨーグルト

(食糧タイムス2007年6月20日号の記事から)

 日本酪農乳業協会の2006年6月のヨーグルト飲食調査によると、上図に示すよ
うにヨーグルトを毎日食べている人のうちの7.7%の人が手作りヨーグルトを食べて
いることがわかった。
 この調査では手作りヨーグルトの種類まではわかりませんが、ケフィアとカスピ海
ヨーグルトでないかと思う。ホームメイド・ケフィアの発売当時は、家庭でヨーグルト
を作る人は殆どいなかったのですから、この16年間で手作りヨーグルトの愛用者が
統計に表れるまで普及したことは感慨深い。
 しかも、年齢別に見るとヨーグルトを毎日食べている世代で最も多い世代は70歳
以上であるという。全世代では16.3%の人が毎日ヨーグルトを食べていると答えているが、70歳以上の男性では20.8%、70歳以上の女性では24.7%の人が毎日ヨーグルトを食べていると答えている。
 さらに、ヨーグルトのタイプ別に見ると、手作りヨーグルトを毎日食べている人は、
全世代では7.7%でしたが、70歳以上の男性では12.6%、70歳以上の女性では
9.3%です。今や手作りヨーグルトの消費の主役は70歳以上、しかも男性であるこ
とがわかりましたが、まったく予想外の数字ですね。多くの高齢者はヨーグルトをス
ーパーに買いに行かずに、家庭で牛乳を発酵させているようです。それだけ高齢者
の健康意識が高まって来たのだろうと思います。            (文責 中垣)