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更新2012.2.1

 

HOMEブルガリアのヨーグルトヨーグルトの知識世界唯一のヨーグルト博物館

世界唯一のヨーグルト博物館

ヨーグルト博物館外観セルビアとの国境に近いストゥデン・イズヴォルは、人口100人も満たない小さな山村。にもかかわらず、2007年、村の守護聖人ペトロの日である6月29日に、ブルガリア乳業界の中心地となりました。ブルガリア菌を発見した同村出身グリゴロフ博士の実家の隣に、世界唯一のヨーグルト博物館が設立されたのです。

 

グリゴロフの姪に当たるグリゴロフ博士財団基金の会長によると、ヨーグルト博物館設立構想は2005年、ヨーグルト菌発見100周年を契機に、グリゴロフ博士財団基金が主催した国際シンポジウムで生またそうです。社会主義時代には、グリゴロフはスイスの大学を卒業していることや第一次世界大戦に参加した経歴のため、国家イデオロギーの観点から、ヨーグルト博物館のバルコニー「ブルジョア医師」とか「「ファシスト体制の将校」とみなされ、公的な場面で彼の功績が注目されることはありませんでした。社会主義崩壊後、彼の子孫は、無名に近かったグリゴロフを広く世に知らしめるべく、2001年に彼の名前を冠して財団基金を立ち上げました。このような背景からヨーグルト博物館の設立構想が具体化していくことになりましたが、このプロジェクトの原動力となったのは、本財団基金の会長ユリア・グリゴロヴァ氏です。彼女を中心に、グリゴロフ博士財団基金は乳業関連会社や乳加工製造業者協会の協力を得て、本地域の行政中心地トラン市が提供した昔ながらの二階建ての民家を改修し、博物館を開館したのです。

 

「涼しい泉」を意味するストゥデン・イズヴォル村でバスを降りると、そこは涼しい風や大自然に囲まれたのどかな村。バス停から歩いて5分のところに、グリゴロフの実家があります。その隣にヨーグルト博物館があります。ここには三つの展示空間があります。一階の展示室には、ヨーグルトやバター、チーズなどの乳製品を作っていた道具や容器などが展示され、二階の資料室には、グリゴロフがヨーグルト菌の発見を報告した学術論文のフランス語原本を始め、ブルガリアのヨーグルトに関する重要な学術報告などが保管されています。展示室2二階の展示室では、ブルガリア菌に長寿の秘訣があると考えたノーベル賞の受賞者メチニコフ、1905年にブルガリア菌を発見したグリゴロフ、それぞれの功績や、ヨーグルトの伝統的な作り方などがパネルで紹介されています。また、農場での牛乳の生産からスーパーにいたるまでのヨーグルトの製造工程と流通プロセスがミニチュア模型で紹介されています。最後に、お土産として現地の職人の作った素焼きのヨーグルト壺やおばあさん手作りのヨーグルト、自家製ヨーグルト用の種菌が購入できます。

 

展示室1

 

現在では市販ヨーグルトに依存することが増えたため、ブルガリア人はヨーグルト本来の味を忘れつつあります。そこで、ヨーグルト博物館は、現地のおばあさん手作りのヨーグルトや自家製用のヨーグルトの種菌を提供することで、ブルガリアの伝統的な味を守ろうとしています。それは、グリゴロフの功績を広報するためだけではなく、20世紀初頭に西欧中に広まったブルガリアのヨーグルトの名声を守るためでもあります。この想いに魅了されて、ソフィアなど国内の来館者数が年々に増えています。外国人の観光団体も多く、特にドイツ、スイス、フランスから数多くの来館者が訪れます。このように、ヨーグルト博物館は、地域振興をはかる意味でも、グリゴロフ博士財団基金とトラン市とともに、今後とも広報に力を注ぐでしょう。

トラン地域のヨーグルト

 

 

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